治りが早く、痛みが少ない

最新の「CGF再生療法」を導入

「自然な治癒力を活かす」と聞くと、少し難しく感じるかもしれません。しかしこの治癒力は、実は私たちの日常生活の中でも働いているものなのです。

例えば指を切ってしまったとき、最初は出血しますが、やがて血が固まり自然にかさぶたができます。これは体が傷を治そうとする働きによるもの、つまり自然な治癒力です。

この自然治癒の過程には、血液中の特別な成分が関わってきます。

血液中には「血小板」という成分が含まれており、傷口をふさぐ手伝いをしてくれます。ところが、血小板だけでは十分な止血ができません。

そこで体内に生成されるのが「フィブリン」と呼ばれる物質です。フィブリンには、血小板や成長因子といった傷を治す働きを持つ成分が豊富に含まれています。

「CGF再生療法」とは、このフィブリンの力を応用した治療法のこと。インプラント治療に応用することで、歯ぐきや骨などの組織の再生を促し、治りを早める効果があります。
 

過去に「骨が少ないからインプラント治療は難しい」と言われたことがある方もいらっしゃるかもしれません。CGF再生療法なら、そんな患者さまも治療できる可能性が高まります。

治療では、患者さまの血液を特殊な機器で加工し、フィブリンをゲル状にした「CGF（フィブリンゲル）」を生成。このCGFと骨補填材を一緒に使用することで、インプラント治療に必要な分の骨を増やせます。

さらに、歯ぐきなどの歯周組織の再生を促す作用があるため、傷の治りが早く、術後の腫れや痛みを抑える効果も期待できます。

「でも、人工的なものを使うのは少し不安…」、そう心配される方もどうぞご安心ください。

CGFは患者さまご自身の血液から作られるため、添加物は一切含まれていません。アレルギーや感染のリスクが少なく、止血効果が高いのも特徴です。

CGF再生療法には、「治りが早い」「術後の腫れや痛みが軽減される」「体の負担が少ない」など、さまざまなメリットが備わっています。患者さまのお体に優しい治療法ですので、ぜひご検討ください。
 

このように多くのメリットを持つCGF再生療法ですが、すべての歯科医院で受けられる治療ではありません。

CGFは医療の現場で広く用いられている最先端の再生療法ではあるものの、歯科治療において提供できるのは、厚生労働省から認定を受けた「再生医療等提供機関」に限られているためです。

福岡県内の医院でも、CGF再生療法を取り扱えるのはわずか2%程度（※）。非常に希少な治療法なのです。

当院は厚生労働省から認定を受けた再生医療等提供機関として、より安全で確実な治療を提供しています。体に優しいインプラント治療をお求めの方は、ぜひお問合せください。

CGF再生療法が、インプラント治療への一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

※2025年現在